2010年08月19日

NOWHERE MAN

ケン・ウィルバーの「存在することのシンプルな感覚
「二のない一」について読んでいたら、すごいタイミングでiPodからシャッフルされて転がり出たようなビートルズ「NOWHERE MAN」。前奏もなくてアカペラ唐突に、"He's a real nowhere man..."と聞こえてきて浮かんだイメージは今まで日本語訳で見たことあるような「ひとりぼっちのあいつ・・・」みたいなものでは全然なくて、どこにもいない人、どこにもいないからにあらゆるところにいる人、どことも言えない場所にいて、どこにもない場所であるからにあらゆる場所がそこであるとも言える、そんな感じのイメージが広がる。本当はどっちの意味なんだろうな、両方かもしれないけど。作った人に聞いてみないとわかんないけど、作った本人もわかんないのかもしれない。

Nowhere man, the world is at your command

次元や延長をもたない点、持続や日付をもたない瞬間、それが「絶対」である。それはどこにもなく、あらゆるところにある。これが偏在〔あまねく、ある〕ということの意味である。絶対とは、同時にあらゆるところに現前し、あらゆる瞬間に完全に現前する。「どこにも神を見ないものは、事実どこにも見ない〔nowhere=now-here今、ここ〕ものとしての神を見る」のである。




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存在することのシンプルな感覚

存在することのシンプルな感覚

  • 作者: ケン ウィルバー
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本



<日本トランスパーソナル学会 小林 真行さんの書評より抜粋>
本書『存在することのシンプルな感覚』は、これまでに出版されてきたウィルバーの著作の中から、理論的な側面ではなく、むしろ、ウィルバー自身の体験的・実践的な文章を中心にして抜粋・編集されたものである。ここに収められているのは、彼が提示してきたいくつもの理論モデルの背景にある、彼自身の日々のあり方を反映した生の声であり、もっと言えば、彼自身が立っている深みから発せられた率直な視点である。言葉を替えれば、それは、「今、ここ」に現前している「スピリット」からの視点である。ある時には数行の、またある時には数十ページにも渡る選りすぐりの文章を読み進めていく中で、読者は、「スピリット」とはどこか遠く離れたところにある到達すべき何かではなく、常にすでに、自らの内にも外にも存在するものであるという静かな直観へと導かれていく。
http://transpersonal.jp/archives/60

ウィルバーの理論的な面を読みたいと思っても、まあちゃんと1冊を読み通すのに結構な時間がかかるし、私のアタマではちゃんと理解しきれん・・・という部分もずいぶんあるんで、自分にとってピンとくるもの、グッとくるものを求めて読むのならこっちのほうがいいのかもしれないとは思った。あとは、これを読んだおかげで引用元になっている著作でこれは改めて読んでみたいなと思ったものもあるので、そういう意味でもよかった。

ずっと頭の中でウィルバーの文章と「チベットの般若心経」を行ったり来たりしながら読み進めてた感じだなあ、なんだか。
posted by みつこ at 15:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。Nowhere Manで検索していましたら、ここに辿り着きました。

本当に偶然なんですが、先日自分の駄ブログで“Nowhere Man”を「空」の思想をもとに翻訳し、同じようなことを書いている方がいらっしゃらないかと探していたら、この記事に出会いました。びっくりです!

今後ともよろしくお願い申し上げます。

http://beatles18.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/nowhere-man.html
Posted by JUN LEMON at 2011年09月01日 01:14
JUN LEMONさん、コメントありがとうございます。

「Nowhere」についてはことあるごとに考えちゃいます。1つの楽曲から深くて広い世界がどこまでもずっと広がっていそうでワクワクしますね。

リンク先の記事、読ませていただきました。
「ビートルズ研究会」なるものがあるんですね!めっちゃ興味津々〜!!
Posted by みつこ at 2011年09月02日 18:59
はじめまして。
JUN LEMONさんのブログ経由で参りました。
自分もビートルズのNowhereManについていろいろと考えたことがありました。

村上春樹さんの「ノルウェイの森」はお読みになりましたか。あの小説の最後で、主人公はまさに「どこでもない場所」から恋人に電話をします。

おそらく、その瞬間に彼はNowhereManになったのではないかと思いました。

チベット仏教には大変興味があります。
これからもよろしくお願いします。
Posted by まさむね at 2011年09月05日 22:22
こんにちわ、古い記事にお邪魔します、
拙ブログ( シーサーを使ってます ) のアクセス解析を経由して、
拝読しました。 

nowhere man なのですけれど、
意味は、何処へ行っても通用しない役立たず、です。
ビートルズの「 Nowhere man 」は、
自分は前途洋々だとおもっていた男が、実際は、自分は駄目人間だと気が付く、と言う歌だと思います。 
曲を書いた、ジョン・レノンは、この歌を書いた当時、
行き詰まりを感じていたそうですから、
そう言うことなのだと思います。 

では、
Posted by ノエルかえる at 2016年04月15日 17:17
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